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【マドンナのライクアバージンが流れている1984年。日本は、ロサンゼルスオリンピックで、柔道の山下がケガをおして金メダルを獲得した年である。史華ママは当時19歳だった。
史華ママは当時、立伯明大学に通う秀才、聖人というハンサム男子と付き合っていた。彼は大学4年生で卒業も間近だったけど、就職先は見つからずじまいだった】
史華「聖人! 」
聖人「うん? 」
史華「どうだった? グリド製菓の面接? 」
聖人「ダメだったよまた・・・」
史華「そう・・・でも大丈夫! 聖人は秀才なんだから、絶対受かるよ」
しかし、その後も不合格は連続していた。
聖人には理由が分かった。自分は部落出身であるからだ。
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