86人が本棚に入れています
本棚に追加
/52ページ
朱「ブフッ……うん、顔みて話すのがいいよね。質問してもいい?」
死神「はっ!なんなりとご質問ください!」ビシッ
ん゛っっっ!
朱「……ふぅ。まあ、君の発言について説明を求めるだけなんだけどさ、とりあえず言った順で説明してくんない?」
死神「はっ!まず、加護を受けた、というのはリーリエ様が神界の放送にて"息子できた!銀髪に赤目の子!名前は赤築朱優!でも多分もうすぐシュウ=ミレニアル!まじ可愛い!旦那のアギルくんもサイコー!可愛い!……傷つけたら滅す。"と仰っておられましたので。」
朱「えー…おとーさん(仮)なにやってんのー…」
ァ「なんか…ドンマイ……」
朱「はぁ、それはまた後ででいいや。次話してもらえる?」
死神「はっ!冥界死神課禁忌召喚班では、召喚時のマニュアルがあり、そこでは『腹の底から押し出すようなすべてを呪うような重苦しく低い声を出すように。また、一人称は我にするように。』とありまして、それに倣ってやらなければなりません!」
マニュアルあるんだw
朱「へー、やってみてくんない?」
死神「はっ!…………我ハ禁忌ヲ犯シシ者ヲ罰ス死神デアル。禁忌ヲ犯シタノハダレダ?」ゴゴゴゴゴ
おー
朱「すごいね!なんか重圧すごい!」
死神「はっ!ありがたき幸せ!」シュパッ
一瞬で膝まづいたw
ァ「シュウー…」
朱「ん?アル?どーかした?」
ァ「人間にはさっきの威圧ちときつくてな…気持ちわりぃ……」ポフッ
朱「えっ!?大丈夫!?」
めっちゃ顔色悪いんだけど!?
死神「……そちらは朱優様の配偶者の…たしか……アギル様、でしたか?」
ァ「あ…?……おー。」
死神「この気は神力を持たぬ者には精神を乱す効果がございますので、人間にはきついのかと。配慮が至らず、申し訳御座いません。」
えっ!?マジで!?
ァ「あー、大丈夫だ。たぶん。」
朱「うわぁぁ!ごめんねアル!頼む前に結界貼っとけばよかった!」
ァ「いや、シュウは謝らなくていい。弱い俺が悪ぃ。だが……少し回復魔法掛けてくれっと助かる。」
朱「わわわ分かった!」パァァァァァァ
ァ「…………お ?なんか疲れとかまで吹っ飛んだんだが?」
死神「さすがシュウ様!無詠唱で神級の回復魔法を掛けられるとは!」
へー?
朱「神級なんだー」
知らなかった……
ァ「知らなかったーって思ってんだろ。」
最初のコメントを投稿しよう!