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第二章〔ターダのタロン!?〕
次の日の朝、僕は小さな寝息と石鹸のいい香りで目が覚めた。
「ん~?なんだかいい匂いがするな~。」
僕が目を開けてみると、すぐ鼻先に白い髪の美少女が、僕の布団に入って眠っていた。
「え!?え~~~~~~っ!!?」
僕は、わけがわからず、叫びながら布団から飛び出した。
そして息を整え、遠巻きに自分のベッドを見た。
やはり誰か寝ている。僕はゆっくり近づくと、布団をゆっくり持ち上げてみた。
すると、やっぱり女のコだ。ほとんど裸の体に、白い布のような物を巻き付けてるだけの状態で、眠っていた。すると、
「クシュン!」
小さなくしゃみと共に、女のコは目を覚ました。
そして、僕を見るなり、
「タロン!!」
叫びながら、抱きついて来たのだ。
僕は、知らない女のコが自分の布団に入っていたことにビックリしたのと、女のコに抱きつかれたのは初めての事だったので、パニックに陥っていた。
すると、
「ガチャ!」
「もう!お兄ちゃん、朝からうるさ……い!?…
な、なんですと~!!!
お、お母さん!お母さん!お兄ちゃんが知らない女の人!部屋に連れ込んでる!!」
妹が僕たちの姿を見て、一目散に階段をかけ降りて行った。
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