1900年 夏

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そんな出来事があった後、二人は夏の潮風の心地よい砂浜を興奮気味に歩いていたのである。 「あの赤身も美味かったかが、オヤジさんが捨てようとしていた白い脂の部分も美味かったな」 「確かに。あの漁師のオヤジさんは我々を奇人でも見るかのように驚いていたが、あの脂の部分を食わずに捨てるとはなんとももったいない話だ」image=509239943.jpg
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