二話-別れ-

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『カナコさん♪』 カナコ?『あ、貴方は?』 『今帰るとこ?だよね~ とりあえず家帰ろっか♪』 有無を言わさず、彼女の住むマンションの部屋に向かう。 カナコ?『あ、あのなんで…』 『んな話は良いからさっさと入って~』 (キィッ) カナコ?『っというか私…』 (ガチャッ…ガチャリッ) 『…え?』 カナコ?『(ビクッ)いや、あの… 何処かでお会いしました?』 『出勤、退勤、プライベート… いつも会ってますよ? なんてったってここ一帯狭いし、何もないからよく会うのも無理ないから♪』 カナコ?『で、でも私の名前…』 『小泉加奈子、26歳… ○○マーケットの店員で△△スーパーでのショッピングが日課。』 加奈子『え?』 『これわかる?』 加奈子『レシート?』 『そう。正確には君がもらってきたレシートだよ♪』 加奈子『え?』 『他にも家には加奈子さんにゆかりのあるアイテムばっかりあるよ♪見る?』 俺はスマホを取り出し画像を見せた。 加奈子『っきゃっ!!』 『……どこにいくんだ?そっちは台所だぞ?』 加奈子『こ、来ないで!!ス、ストーカー!! 警察呼びますよ?』 『あ、それ無理だわwww (ヴァキッ)』 加奈子『え?』 『俺、腕っぷしだけは強いんだ♪ 君のスマホはこの通り割ったよ~ ま、新しいの買ってやるから泣くなwww』 加奈子『だ、誰かあああああ!』 『二階は借りてる人いないし、一階は旅行や出張とかでいない。唯一いる人いるけど、俺の同僚で今頃まだ会社だよ~ それより、良いもの見つけたんだけど…』 加奈子『え?』
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