二話-別れ-

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~マンション~ 加奈子『良いもの?』 『これなんだけど…』 加奈子『包丁!?』 『一応聞くけど、最近君の近くにいる男、誰?』 加奈子『ど、同僚よ!!』 『ふーん(ザクッ) おっと、手が滑った♪』 俺は彼女の真横に包丁をやり、壁を刺した。 『……じゃあ、これどういう意味かわかる?』 加奈子『な、なんで…』 俺が見せたのは、彼女のスマホに入っていたはずの画像データ。自分のスマホに全データ写したから見せてみた。 『どう見てもただの同僚には見えないよ? それよりこれ見なよ、壁かなり深いところまでってあらぁあああ… お隣さん丸見えだなwww』 加奈子『こ、来ないで!!』 『逃げるの?何で?話してるだけじゃんか…』 加奈子『誰かが帰ってくるまで逃げるの!!』 『俺の同僚、多分帰らない。珍しく夜勤レベルの残業だろうから… あ、外には逃げられないよ? さっき、警察に空き巣犯が近くを徘徊してるって君の写真見せたから♪ それよりお話しようか?』
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