17人が本棚に入れています
本棚に追加
***
「いきなりで悪いんだけど、履歴書を書いて某所に提出してほしいの。面接日は3月3日の日曜だからよろしくね」
偉い人にまくし立てて言われたのだが、面接の場所はどこなんですかと聞く余裕がなかった。
提出する場所で聞けばいいやと楽観的に考え、自宅に保管していたイ〇ン製品の履歴書を引っ張り出し、写真撮影も終えた時点で書く気を失くしたので、職場でしこしこ書くことにした。
何が面倒って、これまでの職歴を書くのが大変なのである。結婚前と結婚後にも働いていることもあり、空欄が足りないので、横線を足すべくキッチリ綺麗な線を引かなければならない。
それと同時に、資格の欄も足りないので、同じように横線を足す。商業系の学校を卒業している関係で資格をたくさん持っているのと、弓道の段位を付け足したら、ちょうど空欄が埋まる仕組み。
そんなこんなで小一時間かかって書き終え、某所に持って行った。
それなのにだ。事情を説明しながら人事課の職員さんに履歴書を渡したら、ぽかんとされた。
『この人、なんの話をしてるの?』みたいな顔をされた(しかも複数名)
どうやら偉い人は、この話を人事に通していなかった模様。。。
はにわ顔した尚史をそのままに、慌てた様子でどこかに電話をし、事情を理解したようで(-_-;)
とりあえずお互い情報を共有したのだけれど、安心しきって面接の場所を聞くのを忘れた(え)
そして職場で卒業制作している黒板アートは、着々と進んでます。多分……。
最初のコメントを投稿しよう!