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砂浜を見たら、喜んで穴を掘るだろうかという大人たちの予想（はなさかじいさんの、ここ掘れワンワン見たいなイメージ）を見事に外し、とりあえず前方に広がる海を見つめ続ける。
根がビビりだからしょうがない。
相方が釣りの準備を始めたので、暇を持て余した尚史と小春は、そこら辺をウロウロした。
海と言えばシーグラス。海に来るたびに子どもたちと一緒に探したことを思い出しながら、小春のリードを引っ張って探した。
乳歯が抜ける時期だからか硬いものを食べたがる関係で、散歩中も小石をガムのように噛みながら歩く。ゆえに今回も同じことをしようと、落ちてる貝殻や石を拾おうと、歩く足が遅くなっていた。
足に合わない長靴（24センチ）を、足のサイズが21センチの尚史が履いてる時点でかなり苦労しているのに、小春の足が重いため、非常に疲れた。
ちなみに冬場で使っていた自分の長靴を捨てたため、娘のを使っていたのである。毎日の除雪作業は体だけじゃなく、長靴もボロボロになる！
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