娘、ケージを組み立てる

4/9

16人が本棚に入れています
本棚に追加
/196ページ
『子犬の甘噛みはしつけが必要!』  小春が我が家に来た当初はそんな知識が皆無だったので、思いっきり噛まれていたんです@相方  手や足、気がつけば頭頂部まで噛ませていました。もういい年齢で、うっすらと薄毛が進行しているというのに。  毎日大変な思いをして単身先で働き、毎週200キロほど走行して我が家に帰ってくるので、少しでも癒しになればいいと、このときは思う存分に構わせていた。  遊んでいる様子を背中で感じつつ、視線は娘が懸命に作っているケージを見つめてる間にそれが完成し、購入していたベッドに毛布、トイレを中に設置。  しかーし、ペットボトルを使った水飲みがつけることができなかった。  前日にペットボトルの資源ゴミを捨てていたので(ちなみに北海道弁ではゴミを投げると表現する!)徒歩5分ほどの場所にあるコンビニまで買いに行った。  ペットボトル欲しさに極寒の中をわざわざ買い物なんて、いつもなら絶対に進んでいかないというのに、もう既に何者かの手の上で操られているといってもいい(え)  ウキウキした足取りでコンビニに赴き、大雪山の水だか羊蹄山の水だか、とにかく北海道にある山から出ている湧き水を使っているよんと宣伝している、コンビニ限定の水をいそいそ購入し、スキップらんらんらん♪と踊りながら帰宅。←何者かに操られているらしい  買ったそれを娘の手渡し、きゅきゅっと水漏れしないように取り付けてもらった。
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加