破壊神、小春爆誕!

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尚史がいつも 以上に、自宅にいない。 常にケージの中にいる小春は、何か悟ったのかも知れない。 ケージの外に出たら所構わずはばかっていたのに、お利口さんなところを示そうと考えたのか、ケージの中にあるトイレに用を足しはじめた。これは今までになかったことである! 進んでいいことをする小春に「偉いねぇ、超絶偉いわぁ。偉いコにはおやつがあたります。なまら偉い!」 などと褒める言葉をあれこれ考えながら、病院からもらっていた猫の餌の試供品をちょっとだけあげた。嬉しさのあまりに丸のみする小春。 たまに勢い余って飲み込み、えずく仕草をするときがあるのが心配だったりしたけど、彼女はよほどのことがない限り吐かないことが分かっていたので、様子見していた。 しかも知恵がついたのか、おしっことうんちょすを3~5分の間隔をあけてして、おやつを倍貰うことに成功している。だからこのセットがないときは別の場所にて用を足しているので、汚されている場所の捜索をしなければいけなかった。 しかも人の顔をわざわざ見て、思いついた場所ではばかることもあるので、「あ~っ!」と絶叫しても止められないのが多々あった。
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