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舞台は遠未来の地球。科学技術の飽和した旧文明の滅亡から数千年。一度リセットされた地球人類は旧時代の遺跡から辛うじてサルベージした科学技術と、旧人類の衰退と共に観測されるようになった精霊などの魔法生物からもたらされた魔法とが共存する新たな文明を築いていた。
そんな魔法と言う技術が当たり前にある世界で、宗教組織が台頭するのは自然の流れだった。そして各神話形態の宗教に加え、旧人類やその遺物である科学技術を崇拝する新興宗教勢力までもが乱立。全世界を巻き込んだ宗教戦争が勃発してしまう。その根底にはそれまでの戦局を一変させる、科学と魔導が共存する新兵器「ブレイブナイト」の技術の奪い合いがあった。
人類の科学と魔導に対する依存度は拮抗しており、戦争は泥沼化。民が貧困にあえぐ中、戦場に黒いブレイブナイトが現れる。その性能は凄まじく、各勢力が技術を出し惜しんだ結果、わずかながら生み出された程度のブレイブナイトでは全く話にならず、瞬く間に各戦場は一機の黒い騎士に制圧されていった。そしてついに各勢力は共同声明を発表、戦争は終結した。
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