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『そ、それにしても、君の冷静さ、クールさ、肝の据わり具合には、関心するね』
「別にクールなわけじゃない」
『そうかい、ワレには、銀河1クールにみえたよ』
「嫌なこととか、嫌な気分を、自分の中でリセットさせて来ただけだ」
『感情コントロールがウマイのだな、ミチタカは』
「感情なんて非効率だ、出しても意味がない」
『おお、言い切るのも凄いね』
「それより、願いはいつ実行するんだ?」
『そう、慌てなさんなよ、ミチタカ。ワレが消えた後、外をみるといいよ』
道隆は、安堵の表情を浮かべると、
「あ、そっちの要求を聞いてなかったな」
『それは、また後日、10年後か20年後か、その時話すよ』
「やはり未来か、なら、その10年後か20年後かに来たらよかったんじゃないか?」
『ノンノンだよ、ミチタカ、ワレは、非効率を楽しむタイプなのだよ』
「それは、わかる。一連の無駄さをみれば」
『言ってくれるじゃない、ミチタカ、まぁ、君の成長が楽しみだよ』
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