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タツオは数カ所から黒煙が立ちのぼるジャングルの上空から、初めての戦場を見おろしていた。人の命を奪うのはこんなにもあっけなく簡単なものなのか。しびれるような3Dホログラフの身体のなかに感覚としてある。
オモイが注意喚起した。
「敵戦闘ヘリきます」
正面ゲートのある東の方角から、四機の戦闘ヘリコプターが編隊を組んで飛んでくる。
「サイコ、あいつを撃ち落としてくれ。全機散開し、それぞれの攻撃目標にむかえ」
サイコの雲山改八機が空にむけ、機関銃の銃身をそろえた。
「落ちろー!」
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