1人が本棚に入れています
本棚に追加
(話して大丈夫だろうか? 十三歳の自分が一人で生きていくために仕事を探しているなんて。
本当に信じて貰えるだろうか? 普通だったら絶対ありえない。
けれど、
この人は、
知りたいって言ってくれた)
「いえ、
話します。
社長さんは、
知りたいって言ってくれました」
零からのお願いを黒鳥は、
驚きながらも受け入れてくれた。
お願いを終えた零は、
黒鳥向かって理由を話し始めた。
「自分は、
九歳の時に交通事故で両親を亡くしました。
それからは、
父方の祖母と一緒に暮らしていました。
でも、
その祖母も今年の十月病気で亡くなりました。
最初のコメントを投稿しよう!