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「一夜さん。
わたしなら、
大丈夫ですよ」
「……神坂さん、
ありがとうございます。
恭也君もまたね」
ゼロさんから零に戻ったあいつは、
神崎先生と一緒に屋上に入ってきた雪見さんと二人ですぐ出て行ってしまった。
それに、
結局零は、
一言もしゃべらなかった。
★ ☆ ☆
「清水君。
私の事、
ずっと捜してたんだね?」
零と雪見さんが屋上から出て行き、
神坂先生と二人きりになった瞬間、
先生が恭弥に視線を向け、
声を掛けてきた。
「先生。
これ、
ノートです」
恭弥は、
玲子が自分に近付いてくる前に、
ノートを持って自分から先生の元に近付き、
ノートを渡すとそのまま屋上から走り出した。
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