2020年4月1日 水曜日 夜

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2020年4月1日 水曜日 夜

                エリクの部屋 恭介 「エリク、風呂に行くぞ」 先ほど食堂からの帰りにエリクの部屋を訊いておいたのだ。 エリク 「よし!行くか」 二人そろって風呂に向かう。 恭介 「日本の風呂は良いぞ」 エリク 「俺は昨日から入ってるって」 恭介 「なんだ、そうか」 風呂に着き、素っ裸になる。 恭介 「よっしゃ一番風呂だ」 風呂は一番に限る。 誰もいない風呂でどの湯船に入るか思案する。 よくわからんが、様々な風呂がある。 エリク 「こっちにこいよ」 恭介 「おうよ」 エリクお勧めの湯につかる。 エリク 「昨日、すべての湯を試した。ここが一番だ」 恭介 「そうか。のぼせなかったか?」 エリク 「たいしたことではない」 恭介 「そうか」 これで同じ釜の飯を食い、裸の付き合いもしたわけだ。 恭介 「エリク、これで俺たちは仲間だ」 *1 エリク 「もちろんだ」 ぎゅっと強く握手をする。
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