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2020年4月6日 月曜日 朝
教室
あれからしばらくはエリクと遊んでいた。
うまいラーメン屋を開拓したり、桜並木で追いかけっこしたり、夜、寮から抜け出して夜桜見物をしたりと楽しく過ごしていた。
今日の朝もエリクと朝一で学校に来て雑談をしていた。
入学式が楽しみだの、なぜ男は学ランなのかだのを話していると。
美夜
「・・・・・」
教室に念入りに化粧をしたやつが入ってきた。
気合を入れてるつもりなんだろうが、あれはよくない。
恭介
「おい、お前、久留見美夜だな」 *2
美夜
「何ですか」
恭介
「ちょっとこっち来い」
職員室に連れて行って化粧落としを貰う。
ごっそり落としてやったぜ。
恭介
「ほんとにすいません。今度からちゃんと言い聞かせますんで」
担任教師に謝りつつ職員室を出る。
恭介
「ちょっとこっち来い」
美夜を小脇に抱えて屋上を目指す。
美夜
「うわ、なにすんじゃこるぁーーー!!!」
抵抗するが問答無用で連れていく。
屋上に着いた。
恭介
「俺と付き合えよ」
美夜
「無礼千万を働いておいてそれですか」
ぶすっとしている。
恭介
「化粧の件はお前が悪い。それから、敬語はやめろそれはお前じゃないだろ」
思わず頭をかいちまう。
美夜
「ふー、で付き合えと」
恭介
「ああ、問題あるか」
美夜
「問題ないわよ」
きっぱり言い切ってくれる。
美夜
「それから聞きたいことがあるんじゃない」
恭介
「ああ、中学はどうだった?」
それから少し長い語りが入る。
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