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「驚きましたね、おそらく。私達が踏み台とした愛さんと同一人物だと思われます。骨格、顔のパーツの位置が顔認証システムで一致しています。このような事は前例が無く、原因は不明です」
だろうな。
「この愛さんには、今の所敵意は見えません、ほっとけば良いと提案します」
おお、よくこの状況でその答えが出せるな。
俺は動揺をしまくっている。
「2人の出会いも気になりますが、愛さんですか? 愛さんは何かこの状況の情報を持っていませんか」
「うーん、よく分からないんだよね。第1試練が終わったら、ここにいたし」
反射的に聞く。
「お前は、試練をクリアしたのか?」
ムスッとしたのは、愛だけでは無く。
何故か、浬子も同じく表情になった。
「暦は他人から情報を聞いてばかりだな、自分のことは話さないつもりか?」
「お前じゃなくて、名前で! 年上っぽくて仕方がないから、愛って呼び捨てで呼んでいいよ」
2人に同時に避難を受けた。
そこで丁度、白い空間に脳内では無く。耳からAIの機械声が聞こえてきた。
「現在、この空間には12名が存在します。
第2試練はこの12名の中から3名の勝ち抜け試練とさせていただきます。
試練の内容はこの空間に来た順番当てです。
ルールの説明は試練をを開始させて頂いてから、させていただきます」
いきなりの試練開始に広いはずの白い空間の中が狭く感じほどの、圧迫された空気に変わる。
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