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浬子は試練が始まって1秒も立たずに宣言をした。
その理由も分かるが、だが。
浬子が指差しをしたのは、西崎の方向だった。
白い空間にアナウンスが響く。
「では、順番をお答えください」
「あいつが来たのは2番目だ」
数秒の時が止まったように、緊張が走る。
だが、浬子も西崎も取り乱す事無く、淡々とした表情で待つ。
「正解です。見瀬浬子、第2試練クリアです」
そこに、再度声が響く。
「Vengeance」
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