第3章(第3話)第2の試練

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浬子は試練が始まって1秒も立たずに宣言をした。 その理由も分かるが、だが。 浬子が指差しをしたのは、西崎の方向だった。 白い空間にアナウンスが響く。 「では、順番をお答えください」 「あいつが来たのは2番目だ」 数秒の時が止まったように、緊張が走る。 だが、浬子も西崎も取り乱す事無く、淡々とした表情で待つ。 「正解です。見瀬浬子、第2試練クリアです」 そこに、再度声が響く。 「Vengeance」
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