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彼らは、病院へと足を向ける。
二つ目の事件の被害者、岡崎に話を聞くためである。
「あれ、大路さんは退院したのかな」
遊星の言うとおり、確かに大路が寝ていたベッドには、その姿は無かった。
「あの、すいません。大路さんは退院されたのですか」
湊人が、丁度点滴の確認に来た看護師に聞く。
「どちら様でしょうか」
看護師は怪訝そうな眼差しで、湊人を見る。
そして、警察手帳を確認すると彼女は湊人たちを空いている部屋へと案内する。
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