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パトカーの中で、湊人たちは話す。
「つまり、キャルビン・フォールズと大路レオの間には、何かしら関係があったということだ」
すると今までスマホを触っていた翔大が、湊人の肩を叩いてスマホの画面を見せる。
「これは……」
湊人はすぐに無線を取り、本部に連絡する。
「一刻も早く、大路さんの居場所を割り出してください。そうじゃないと……」
湊人は、手元の液晶画面に表示された文字を見る。
『だいじれお』、『DAIJIREO』、『ADOREIJI』、『あどれいじ』。
一体何の目的で偽名を使って被害者に成りすましたのかは、全く分からない。
しかし、湊人には一つだけ分かっていることがあった。
「そうじゃないと、ヤツはキャルビンを消しにかかります」
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