警視庁第十九課 『切り裂きジャックの復活』

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 遊星は、報告のためにパトカーに戻る。 「亜土がいたとみて、間違いないだろうな」  遊星が部屋を出て行ったのを見て、湊人は翔大に言う。 「せやな。ヤツは絶対に捕まえんとあかん」 「だが、ヤツは行方をくらました。――これからどうする」  そこに、遊星が慌てて無線機を片手に、駆け込んでくる。 「キャルビンを乗せたタクシーが、空港に向かったって」
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