007.砕かれた聖杯(1)

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007.砕かれた聖杯(1)

【主な登場人物】 ・譲治(じょうじ)(ジョージ)  本シリーズの主人公。  黒髪の短髪(ソフトモヒカン)。黒目。髭は似合わない(と本人は思っている)。肌は日焼けの色が残る小麦色。眉は今時な感じで、やや細め。  達哉に拾われた後、ボスの元で生きていくための様々なスキルを身に付けてきた。総務部という名の、ボス直属の雑用係を任されている。  コルトM1911、通称『コルト・ガバメント』を愛用。愛車は、銀色(アンモナイトグレー)のジャガー(XKRクーペ)。  オーダーメイドのダークグレーのスーツを日常的に着用している。 ・ボス  譲治が所属する組織(企業)のトップ。多くのグループ企業を束ねる存在。  『ビジネスで片付くことは、ビジネスで片付ける』が信条。  怪しげな関西弁を話すが、日本人かどうかも疑わしい。 ・キャサリン  ボスの秘書。  事務職からボスの管理まで、完璧にこなす金髪碧眼の美女。ボスと深い仲であることは、周知の事実。  周囲の同僚(主に譲治)に、悪戯を仕掛けて楽しむ困った癖がある。  ナイフを握らせると、右に出る者はいない。 ・優華(ゆうか)ママ  会員制高級クラブ『クラブ優華』のママ。  譲治を新人の頃から知る、数少ない存在。  かつて達哉と恋仲にあった。達哉を忘れられないまま、現在は譲治と付き合っている。 ・達哉(たつや)  半殺しにされていた譲治をコンビニの脇で拾う。以来、彼が新人の頃から面倒を見ていた先輩であり、上司。  10年近く前、とあるミッション中に譲治と共に捕らわれ、拷問の果てに絶命。 ・裕太(ゆうた)  総務部所属。譲治の直属の部下。  部内最年少のため、周りから子ども(ボウズ)扱いされて、むくれることが日常茶飯事。  茶髪で背が低く、ベビーフェイス。譲治は密かに『仔熊』と呼んでいる。見た目に反して気が強く、戦闘能力は高い。  愛車は、青のミニバン。 ・金岡(かなおか)  総務部に所属しているが、金融部門の『金満興業』に携わっている。  いかつい容貌に似合わない派手な色のスーツをいつも着ている。  奥様向けの昼メロ『愛と運命の輪舞曲(ロンド)』(通称『愛ロン』)の熱心な視聴者(だった)。 ・瑛太(えいた)  『クラブ優華』があるビルのエントランスで警備をしている。  花岡確保の一件以来、裕太と仲良くなる。甘党。
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