1113人が本棚に入れています
本棚に追加
「高森さん、少しお話いいですか?」
入籍を無事済まし、晴れて既婚者として過ごし始めた矢先、同じ会社で働く事務の女から相談を持ち込まれる。
京香とはタイプの違う女。
少し派手で、ちょっと気の強い女だった。
そう声を掛けられた時は、さほど気にする事もなかった。
だって、俺には京香がいるし。
他の女性に興味なんて行かないと思っていたんだ。
女に相談された時だって、仕事の悩みなのかと思って簡単に安請け合いして。
その場だけで終わるだろうと、仕事が終わった後飲みに行って話を聞くことにした。
しかし、そこで相談されたのは、まさかの話。
女は涙を流しながら、俺の事がずっと好きだったと、俺が結婚しても忘れられないと、そう言った。

最初のコメントを投稿しよう!