あなたに、気付いて。

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"…ふかがわー、深川です。…お降りのお客様は～………"

「…あの、大丈夫…？…ですか？」

「…ん…」

「…えーと…………いつもこの辺りで降りてませんか？」

「…あ…れ…？…私…す、すいません…！」

「いえ…それより、駅……あ」

「え、あ…」

「…降りる駅でした？」

「…大丈夫です。すいません、ご迷惑を…」

「僕は全然」

「……ありがとうございます…」

「……………」

「……………あの…？」

「…あ、いえ……だいぶお疲れみたいですね」

「あ、す、すいません…重かったですよね…肩……」

「いえ。それより、こんな時間まで大変ですね」

「まあ……私が仕事遅いだけなので…自分のせいです……」

「…お疲れさまです。…気を付けて帰ってくださいね」

「ありがとうございました」

「じゃあ僕ここなんで、…おやすみなさい」

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やばい…
さすがに電車で寝るのはまずいな…
気を付けよう…

「はぁ…」

なんでみんな私に仕事押し付けていくんだろう。
…断らないから…？
断れないから…かな

「…なんか、つかれたな…」

…ん。
………待って、

……なんだ？…あの人、私の降りる駅覚えてんのやばくない？
……………ていうか、…なんか……あの人…どっかで見た気が……