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「だってさ、大学のとき告白ことごとくスルーされて…もう心折れまくりだったし…」
「え!?」
「毎回冗談で流されるの…結構傷ついたから」
「…ご、ごめん…」
「見た目が真面目っぽくなったら、ちゃんと話きいてくれるんだね」
「いや…うーん……」
「なに?なんでも答えるよ?」
「…か、…彼女、いるんじゃなかったの…?」
「…………は?」
「…いや……大学の時から、彼女いるもんだと思ってて……」
「……告白してるのに?」
「……からかってるのかと…」
「…………なんで彼女いると思った?」
「………なんか…誰だっけ……誰かが、言ってた。ベタ惚れだから、…みたいなこと」
「…………………………」
「……あれ?違うの?」
「…それ、あんただぞ」
「……へ?」
「俺、人生で人を好きになったのあんたが最初で最後だから」
「……う、うそ…」
「待って……俺、そのせいで4年間……泣いていい?」
「……………………」
「……なんかもういいや。俺んち行こ」
「……え……えっ?」
「きりがない」
「ちょ、……っ…………」
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