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「羽山さん、私にやらせてください。服、脱がせたいです。私が動いてはいけませんか?」
「駄目だ」
別に意地悪をしたいわけじゃない、ただ憤りと喜びと欲とが複雑に絡んで頭がついていかない。桜井の思い通りになどさせてはやらない。
「……やばい。何ですか、これエロい」
呟いたその言葉より何より、桜井の身体が自分を求めてくれていると示していた。桜井が自分に欲情していることに歓喜する。欲されている、その事実を認めて満足する。全てを脱ぎ去り桜井の反り上がったモノを貪るように口に含んだ。
「は、やまさんっ、駄目です。それ、あ。駄目ですっ!」
「なに……が?」
「あっ、喋らないでください。え、本当っ……つ!はやまさんっ!」
両手は拘束したと言っても、軽くネクタイで結んだだけだ。別にどこかに縛り付けているわけでもない。けれど、桜井は両手をベッドにしっかりと縫い付けられたように動かそうとはしなかった。
「ま、まって、まってくださ……いっ」
ゆっくりと桜井のモノを解放すると、その身体を両足の間に挟み込むようにして膝立ちになった。
「え、羽山さんっ!無理ですって、そんな……いきなりは無理ですっ」
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