第三章
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風呂上り寝室に向かうと、少し開いたドアの隙間から、千紗が見えた。 千紗は泣いていた。 僕は寝室に入るのを止める。 リビングへと向かうと、気分を落ち着かせるために、酒の力を借りることにした。寝室に戻る勇気はもう無かった。 その晩はリビングで、酔いつぶれることで眠りについた。
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