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次第に私は、こんな気持ちになるのなら、彼に出会わなければ良かったと思うようになった。
私は、彼との出会いを後悔するようになったのだ。
段々と部屋から、足が遠のいていく。
彼の待つ、あの部屋に行くのが恐ろしい。
どうしてだろう、以前の私は一体どこへ行ったのだろうか。
どうしてだろう、彼に恐怖を感じるのは。
胸の奥が、針で刺されているかのように痛む。
私は彼から遠ざかるようにして、袂を分かった。
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