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僕はD大学に通っていたがアカハラされていた。出雲にやって来たのはリフレッシュしたいからだ。
奈美恵と同居していた。
奈美恵はいつも可愛がってくれた。
「誰かを好きになったりそーゆーのっていいよね?」
ラブストーリーが好きだってことだろ?
ホラー映画は嫌いなのだろうか?
僕は安定した生活を望んでいたのに、教授は卒論にケチばかりつけてきた。
ガソリンスタンドでバイトしてたが、釣り銭なくなったのを僕のせいにされた。
化老死すんなよ?文字化けか?
うわー、作品完成しないじゃん?
温泉に来たら『化老死』ってロゴの入ったタオルがあった。
コワッ!
『化老死温泉殺人事件』なんてドラマはありません。
台場公園にやって来た。海とくらしの史料館の隣に広がっている。
「大杉漣さん亡くなっちゃったよ?」
ベンチでうつらうつらしていたら声をかけられた。漣さんにどことなく似ている。
「コンドームが由来でしょ?」
「ゲゲゲの女房に出てたのに」
漣さん似の男性が言った。
「相棒にも出てた」
僕は耳の右を掻いた。
「痔になったんだよ」
漣さん似の男性が左の耳を掻いた。
「もう帰っていいかな?」
僕は右の耳を掻いた。
変な臭いがした。
僕は気になって右の耳をもう一度掻いた。
変な臭いはしなかった。
漣さん似の男性が左の耳を掻いた。
悪臭が漂ってきた。
この人なんなんだ?
「君?西出雲町にあるアパートに住んでるよね?」
「どうしてそのことを?」
「あっ?まだ名を名乗ってなかったね?ヤマサキって言います」
「菅野っていいます」
「太陽系第9惑星って知ってますか?」
「ヤマザキさん?」
「ヤマサキだ」
「すみません、ヤマサキさん?」
「君は素直だな?ヤマザキって言われるとなーんか、イライラしちゃうんだよね?」
「分かります。僕、スガノなんですけとね?たまーにスガヤとかカンノとかって間違われるんですよ?あれってストレスですよね?」
「うん」
「で?第9惑星がどうかしたんですか?」
第9惑星ってのは海王星よりもさらに遠方にある天体だ。冥王星が惑星界から追放されて、海王星がボスになった。
「行ってきた」
「は?」
NASAの人なのかな?
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