2人が本棚に入れています
本棚に追加
私は装着し終わるのを隣で彼に背中を向けて横になって待った。
恐らくガッカリした顔をしているはずだから…私。
だって舐めるの好きなのに…すぐにイキそ…とか。
あーあ…
シンジは背を向けた私を引き寄せると軽くキスをした。
そしていきなり捩込まれた。
嘘でしょ?
濡れやすい自分のカラダに今回ばかりは感謝した。
もう最低…しかも軟らか過ぎて入ってるのかわからないし。突かれる感覚まるで無し。
でも私イクのがはやい女決定されちゃったものね…ここでちゃんと感じなきゃ不自然かな。
私は眉間にしわを寄せて顎を上げて、シーツを掴んで喘いでみせた。
私の悪い癖だ…結局演技をしてしまった。
せめてイキもしないのにイクとは言わないと決めた。
挿入しながらのキスも胸への愛撫も雑で気持ちが悪いだけだった。
「イキそう…あぁ…イッていい?」
やっぱり、はやいのはアンタだ。
私は聞こえないフリをして喘いだ…やはり演技で。
シンジは暫く頑張ったようだったが、もう限界みたいだ。
「うぅっ…イク…出る、出すよ、出すよ……あぁっ。」
シンジは息を荒くして私の隣に倒れ込んで、ゴムを外して私に見せた。
「沢山出たなぁ。」
あら…そう…ふーん。と言って睨んでやりたい気分なる。
「そうね、沢山でたね。」
「オマエ、何回イッた?」
一度もイケてない…。
だけどそれが言えなかった。
「もう…そんな事聞かないでよ……。」
「恥ずかしがっちまって…可愛いヤツだなぁ、ミウは。」
シンジは私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。
あーあ…イケてないっつーの!!
最初のコメントを投稿しよう!