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「はい。」
勇介さんに”行ってらっしゃい”のキスをして、玄関で見送った。
仕事に行く勇介さんを見送って、仕事から帰ってくる勇介さんを迎えると、何だか結婚しているように思えてくる。
「止めよう。無駄な考えは。」
はぁっとため息をつき、私は勇介さんの家を、掃除し始めた。
結婚したら、休日はこんな事してるのかなって、ふと思ってしまった。
「だから、考えても無駄だって。」
いくら好きでも、勇介さんにとっては、一日10万円で娼婦を雇っているようなものなんだから。
それにしても。
勇介さん、毎晩毎晩私を抱いていて、飽きて来ないんだろうか。
「どうしよう。そのうち飽きられたら。」
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