第4章 真実

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新しい体位でも、試そうか。 って、はぁぁぁぁぁ! 私、掃除中に何を考えているの! 窓を拭きながら、私は顔を赤くしていた。 それから、どのくらい経っただろう。 掃除が終わって、お茶を飲んでいたら、チャイムが鳴った。 「はい。」 『本田勇介さんはいらっしゃるかしら?』 「今、仕事で出ていますが、どちら様でしょうか。」 『どちら様って……家政婦のくせに知らないの?』 ちょっとムッとしたけれど、我慢我慢。 勇介さんのお客様なんだから。 「少しお待ちください。」 話せば分かると思っていた。 私は鍵を開けて、玄関のドアを開けた。 そこには、毛皮のコートを着た…… 「えっ……」 「どうして?」
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