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次の日。
私は会社で、三宅先輩に会った。
「先輩、お願いがあるんです。」
「なあに?改まって。」
私は、先輩に頭を下げた。
「先輩、他の愛人契約を、紹介してほしいんです。」
「他の人を?」
予想通り、先輩は驚いていた。
「どうして?上手くいっていたんじゃないの?」
「今は、何も聞かないで下さい。」
俯いて、暗い顔をしている私の手を、先輩は握りしめてくれた。
「何も聞かないで、他の人なんて紹介できないわ。あんなに二人、愛し合ってたじゃない。」
私は、首を横に振った。
「嘘なんです。」
「嘘!?」
「あの人、誰にでもそう言う顔をしてたんです。もう嫌なんです。」
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