プロローグ3 幼女と勇者。

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「え?でもでもでもぉー。 お兄ちゃんお家ないんでしょ?」 なやがキョトンとした顔で痛いところをついてくる。 「そ…そこはぁー。 なんとかする! うん!そうしよう。 正直、ニホンって国がわからない以上、しばらくは行くあてもないでしょ? だから、お兄ちゃんとニホンが見つかるまで…ね?」 なやは、指をくわえながら空を見上げ、唸りだした。 どうやら何か考えている様だ。 「うーん。 早く帰りたいけどぉー。 いいよ!」 「そうか!なら、早速国に帰って復興の準備だ!」 「うん!! お兄ちゃんのおうち!作るんだ! 楽しみぃー!」 「早速、城の跡地へ行こう。 そこに、お家つくろうな!」 「私!手伝うぅー。」 こうして、なやとユグルトの2人の物語が始まる。 グルグルとグルグルと回りながら…
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