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家に帰るなり、パンプスを脱ぎ散らし、買ったケーキもバッグも玄関に置きっぱなし、電気も付けないでスーツのままソファにダイブする。
あと3時間ほどしたら、今年のクリスマスも終わりを告げる。
3度目の1人ぼっちのクリスマス。
『もしかしたら朔夜から連絡が来るかもしれない』
そんな淡い思いも、3度目にして消え去っていた。
――何より、付き合っているかどうかも分からなくなってきてもいた。
全く連絡がないわけではないけど、指で数えられるほど。
デートだって殆どしていないに近い。
「…何、やってるんだろ、私…」
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