忘れられないクリスマスを君に。

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「顔真っ赤(笑)」 「だって…」 私なりに朔夜に見られないようにしていたのに、それが意味のないものだったなんて… 穴があったら入りたいくらい恥ずかしい―― 「俺、すげぇ嬉しかったよ。一生一緒にいたいって思ってくれてんだって」 「え…?」 「その愛海のお願い叶えてやんなきゃなって。そうするには、早く社会人になって金貰って、早く仕事を任せてもらえるような男になってないとなって」 「朔夜…」 「でないと、金持ってるいい男に盗られるかもしんねぇし」 「朔夜っ…」 「会社に入ってからそれしか考えてなかった。愛海を幸せにしたい一心で。でも―――逆に泣かせてばっかだった。馬鹿だろってくらい仕事して、俺の頭の中は何年も先の愛海のことで、目と鼻の先にいる愛海は放ってた」 「朔夜、もういいっ…」 朔夜に腕を引っ張られ、私が抱えていたものは全て床にばら撒かれる。
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