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「でも思い出か。私にはあるぞ」 「どんな?」 「例えば……今とか」  片目を瞑り、ふふんと胸を張りドヤ顔をする彼女。  ……少し気分的に落ちている俺に、その言葉は結構効いた。 「なんたって生徒会長だからな私はっ?」  ふふふんとさらに胸を張る彼女。  ……この前自慢していた胸が結構あるというのはほんとのようで、胸部が様になっていた。 「威張るな威張るな。あと副が抜けてるぞ生徒会『副』会長」 「副でも銀色くらいには輝いてるから無問題だぞテツロー」  いや色の問題か? まあでも未来から見て、今の彼女が輝いているのは間違いないだろう。  ふっふっふっと自慢げに笑う彼女に俺は何も言えなかった。
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