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パティシエ冥利に尽きるというもので、空っぽになったワゴンとナイフが戻ってきたのを見て、堤がにんまり笑ったことまで、香苗はしっかり記憶していた。
「あー、目に浮かぶ!」
桐箱に香苗が仕舞われる前の、二人のほんの少しのお楽しみ。
こんな同僚スタッフたちとともに、お客様が幸せなご結婚をされますようにと日々願う、これはそんな春日美姫の奮闘の記録。
さて、次はどんなお客様がいらっしゃるかしら。
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