着信アリ

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着信アリ

バイトにも慣れて、暑い夏がきた。   ある日、学校で自分のピッチに着信が残っているのに気付く。     この頃のピッチって、今の発達した携帯と違って、画面は小さいし、カラーじゃないし、表示されるのはカタカナと数字だけ。   そして、メールがきても電話みたいに自分が通話ボタンを押さないと受信しなかった。     《メールかな…⁉誰だろ》   そう思いながら学校が終わり、美沙子と急いでバイトに向かった。  
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