宇宙の誕生前夜

「最初の所を少し作ったら星ができて、みんなやり方がわかったっていって、みんなで協力して宇宙を作り始めたの。わからないところは別の宇宙を作って実験したりして。僕もやりたかったんだけど一人で全部知っているとうまくいかないっていわれて、とちゅうから抜けたの。」
「それで宇宙ができたのね。みんな何語で話していたの？」
「全員日本語。英語は聞いたことなかったな。前の宇宙では日本が帝国を築いていたのかな？次は誰をどこに送るか相談し始めたの。何もないと不便だから、まず閻魔様の入る建物を作ったの。」
「どんな建物？」
「何か中国の西安の都みたいな感じの建物。その中に閻魔様に仕える役人を入れて、誰をどこに送るか相談し始めたの。」
「どんな風に？」
「まず最初列に並ばされて、一人づつ、人、獣、恐竜、人、鳥、鳥、虫、魚、・・・みたいな感じで役人が決めていくの。たくさんいるから結構適当に決めてる。で人のたましいは人のブースに、獣のたましいは獣のブースに、・・・ってわかれていくの。僕は人だったから人のブース。次は男、女、女、男、女、・・・って。そうやって身長や体重や目の色や肌の色や職業なんかを決めていくんだ。僕本当は一重だったんだけどオプションで二重にしてもらったよ。それで一通り決まったら。次は寿命とミッションを決めるんだ。」
「ミッションって何？」