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ゴメンナーはジャッジちゃんのパンツをガン見しながら訴えた。
「へくちっ。よく考えてみなよ。この人たちは確かに素直じゃないけど、聖夜というこの日に謝っているわ」
「どういうことだ? さっぱりわからん」
「クリスマス・イヴにソーリーしてるのよ」
……クリスマス・イヴにソーリー。……Xmas EveにSorry? ゴメンナーはジャッジちゃんの言葉を反芻し、目を見開いた。
「な、なんてことだー! チクショー!!」
意味に気づいたゴメンナーは拳を作って何度も大地を殴り、悔しそうに歯ぎしりする。
「まさか行為そのものが謝罪の証だったのか。し、しかも体を張ってまで」
「ね。謝ってたでしょ?」
「では、俺が謝罪したのは無意味だったのか。……ハッ!!」
使命を失ったゴメンナーは自分を囲む視線に肩をびくつかせ、おそるおそる周りを見まわした。
眉間にしわを寄せた人々が腕を組み、ゴメンナーに冷ややかな視線を浴びせていた。
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