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「それは、
出来ない相談です。
あなたが我々の質問に答えてくれるなら離します」
「いいから離せ。
質問って何のことだ」
もう一度、
離せと穂積が朧に向かって叫んだ瞬間、
「朧、
時間かかり過ぎ。
俺、
着替え終わったぞ」
一夜零が変装を解き、
蜩朧と同じ格好スーツ姿で現れた。
「零。
このおっさんが中々口割らなくて」
「お前、
さっきの」
零の顔を見て、
穂積の顔が真っ青に変わる。
「さっきはどうも」」
「…」
「おじさん。
もう一回聞くけど、
ここ何処か知らない? 一緒に写ってるのおじさんだよなぁ?」
写真を穂積の顔面に押し付ける。
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