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写真と黒いバラを受け取った零の手には、
その二つではなく拳銃が握られていた。
そして、
二人に狙いを定めていた。
「朧、
確かに俺達は、
依頼人に怪我を負わせてはいけない。
でも、
一夜零の裏の秘密がばれた時、
俺達は、
依頼にであろうとも殺さないといけない。
それが、
Black Bird に所属する者たちの決定事項」
「……」
翔吾は、
その場にしゃがみ込む。
(殺される)
一方、
朧は、
拳銃をおろすように説得を始めた。
「零。
とりあえず拳銃をしまえ。
こんな事してる暇ないだろ」
「框様」
「びっく!」
いきなり、
零に名前を呼ばれ、
びくびくしながら顔を上げる。
応答しないと殺されると思ったから。
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