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「こいつの秘密知りたくありませんか? 例えば、
なんでBlack Bird に所属しているのか?」
「零、
やめろ」
拳銃をおろすように説得していた朧がいきなり、
震え出した。
「朧さん?」
その震えように翔吾は、
驚きが隠さない。
「これで判っただろ。
お前の前に居るのがいま、
どっちの一夜零か」
「…俺が悪かった」
朧が零に頭を下げ、
二人は和解。
その様子を息を飲みながら見つめていた翔吾に零が笑顔で話し掛け、
最初に拳銃で撃った事を謝罪してくれた。
自分でもわからないけど、
怖い目にあったのに怒るどころか、
この二人を信じたいと思った。
「框様。
お見苦しい所をお見せしてすみませんでした。
先ほど、
わたくしが話した事は、
すべて真実です。
なので外部に漏らした時は……まぁ、
それは一旦置いてこの写真の事なんですけど」
「零、
俺にも見せて」
朧が横から写真を覗き込んできた。
けど、
すぐ興味が無くなったのか離れていた。
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