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一夜零(裏)は、
仕事のをする時、
その依頼人、
捜し人についての情報、
関係者のデータまで完ぺきに揃える。
どうやって揃えているのかは、
自分にも教えてくれない。
零が集めてくるデータは、
いつも正確で一ミリの間違えも存在しない。
俺と初めて会った時もそうだった。
俺がそんな事を思っているとインカムから零のため息が聞こえてきた。
『朧。
俺たちは、
結局、
社長の手のひらで転がされたんだよ。
俺には、
黒い鳥のイヤリング。
お前には、
依頼人の框翔吾。
まぁ、
お前にとっては、
五条龍也に近づく大事なピースの一つでもある』
『大事なピース? 框翔吾が』
朧のインカムに響く驚きの声。
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