to mark the end 終わりを告げる

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 後ろに下がったはずなのに、 いつの間にか彼が自分の目の前に。  そして、 背中になにか嫌な感覚が…… 「……君、 よく見ると可愛いね?」 「離して」 「君、 声も可愛いね?」  明らかにさっきまでと別人。  早く逃げないと。  だけど、 背中から抱きしめられて逃げようにも逃げれない。  この間も、 彼の顔が私にどんどん迫ってくる。 「誰か! 誰か!」 「助けを求めても無駄だよ。 だって、 ここは、 公園の一番奥。 こんな所に好き好んでくる奴なんて居ないよ。 君も馬鹿だね。 僕をこんな所に連れてくるんだから」  彼の言う通り、 周りには誰も居ない。
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