one`first love 初恋

4/54
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
「あぁ。 ごめんなさい」  謝って、 逃げるようにどこかに行こうとしたので、 急いで本を閉じて、 この主を呼び止めた。 「待って」  俺に声をかけてきたのは、 ポニテールの女の子だった。  俺に呼び止められた彼女は、 再び自分の所に戻ってきた。  そんな彼女に、 俺は改めて、 「さっきは、 いきなり声をかけられてびっくりしただけだから」  と彼女に対して左手を顔の前に持ってきて、 「大丈夫」と左右に振った。
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!