約束

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「そんなとこかなぁ。でも、神様も大雑把(おおざっぱ)でね、天使がどんな仕事をするのか何の説明も受けていないのよ。まぁ、みっちゃんや沙夜を見守っている時間くらいはあるでしょ」 「相変わらず自由だね、姉ちゃんは」  光明がようやく笑ってくれた。  可愛い弟の笑顔は、私の最大の癒しだ。 「その笑顔、大好きだよ。沙夜と幸せになって、沙夜のことも笑顔にしてあげてね。今度会う時までの約束!」 「……分かった。さよなら、姉ちゃん。僕が姉ちゃんの元に行く時まで、元気でいてね」 「それも約束だね」  私と光明は、どちらからともなく小指をからめ、別離と再会の約束をした。
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