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ただいま、と声が聞こえた気がする
薄く目を開けると今帰ってきたばかりの彼が立っていた
「悪い。起こしたか?」
「…いや…大丈夫」
彼は私の隣に座ると頭をくしゃくしゃと撫で、キスをしてきた
ぼーっとしていた頭もそれで覚醒した
もう一度ただいま、というと立ち上がりパーカーに着替えて隣に潜り込んできた
彼の体が冷たくてすぐに体温を奪われる
「…温かい…」
疲れていたのだろう
そういうとすぐに寝息を立て始めた
私は彼の頬にキスをした
おやすみなさい
そして私も布団に潜り込んだ
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